■お部屋

推定２００年前の茅葺古民家を、いにしえの伝統的スタイルの部屋へ修復。巨大な一室の空間にして、中央には、２００年前当時の江戸後期のままに「囲炉裏」を設置。実際に囲炉裏に火を入れお料理を楽しんだり、暖を取ったりできます。床は畳ではなく、当時のままに松の板間を復元。パチパチと音を出してユラユラと燃える火を観ながらする食事は都会人や現代人を引き付けてやみません。コンセプトは「絶景を楽しむ大人の隠れ貸切別荘宿」仕事や家庭生活等の日常生活から離れ、自分だけの時間や人間関係に浸ることで自分を見つめなおすには最適の異次元空間です。　

また、当庵では、茅葺のダイナミックな造りを体感いただくために、あえて天井は打ち抜きのままにしています。その大空間は、まさに、呼吸し瞑想する部屋と言えましょう。

圧巻は何と言っても、窓間口を2間×2とし、通常は8枚割りのガラス戸を4枚割りにした木製大型２重ガラス戸で、囲炉裏から眼前に広がるパノラミックな絶景の棚田と、室生赤目青山国定公園遠望峰々の見通しを良くするように工夫しております。　

母屋の２階には１０畳のロフト部屋があり、巨大な松の梁を通して見下ろすと囲炉裏部屋全体が真下に、見上げると茅葺屋根裏が真上に圧倒的な迫力で迫ってきますが、なぜか優しい温もりと懐かしい香りで迎えてくれます。そこはリトリートな瞑想的空間で、日本の天然素材の中でこそ楽しめる「静寂」を満喫ください。　

母屋の奥に進むと廊下を貫けて、蔵を改造した隠れ家的なお部屋があります。一階は６畳和室畳部屋にテーブル囲炉裏が中央に、江戸時代の行燈で、タイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。この蔵の一階部屋からは古井戸のある可愛い中庭と棚田の風景が部屋越しにお楽しみいただいたり、また中庭に出られます。　一階から階段を上がって二階には、屋根裏の梁が６畳和室畳部屋の中央に出現。旅人の健康を願って壁に埋め込まれた「２体の阿吽の仁王像」と江戸時代の行燈がお出迎え。小さな古い文机の前には２つの小窓あり、右窓からは茅葺屋根が直ぐそこまで迫り、その向こうには国定公園の峰が。左窓からは、長屋の草屋根下屋がお楽しみいただけます。